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命をつなぐ食のネットワーク

命をつなぐ食のネットワーク

みなさん、フードバンクという言葉をご存知ですか?
農林水産省によるとフードバンクとは、
【食品企業の製造工程で発生する規格外品などを引き取り、福祉施設等へ無料で提供する団体・活動。】
とされています。(一部抜粋)
そんなフードバンクを行っている団体が仙台にもあるんです。

■年間632万トンにもなる捨てられる食品

2050年、世界の人口は91億人を突破すると国連が予想しているのを知っていますか?
それにともないFAO(国際連合食糧農業機関)では、2050年までに1.7倍まで食料生産を拡大する必要があると2009年に発表しました。

さて一方で、日本ではなんと年間632万トンもの食べ物が捨てられています。
これを日本人一人当たりに換算すると、毎日約お茶碗一杯捨てられていることになります。
フードバンクの活動は、福祉施設等への支援活動であるとともに、食品ロス解決にもつながる取組なんです。

■組織としてフードバンクに取り組む「コープフードバンク」

コープフードバンクは、生活協同組合、いわゆる「生協」が取り組むフードバンク。
仙台でも仙台市泉区の八乙女を拠点に東北各地で活動しています。
コープフードバンクは取引先の食品企業等から余剰食品の無償提供を受け、社会福祉に寄与する団体・組織等へ無償で提供することを通して、食品の無駄をなくすとともに、誰もが安心して暮らせる地域社会づくりをすすめることを目的に2012年4月に「コープフードバンク」を設立。(コープフードバンクHPより)
されたフードバンク。
生協というネットワークを活用して、食品ロス解決に取り組んでいます。

■食品の提供だけじゃない支援の形もあります

コープフードバンクは安全な食品を届ける、という観点などから、一般からの食品提供は受け付けていません。
でも、何かお手伝いしたい、という方のためにサポーター等情報をご紹介。

一つは、個人サポーターとしての支援。
年間1,000円(一口)で取組をサポートできます。
集まったサポート賛助金はフードバンク事業の運営に活用されます。

もう一つの支援方法がボランティア。
フードバンクでは食品の搬入、仕分け、提供先への納品など多くのボランティアのチカラが必要です。

ちょっとの時間でも大きな支援につながるボランティア、そんなフードバンク支援の方法もあります。

※本記事が掲載されていたモッタイナイキッチンは2022年10月にワケルネットへ統合されました。本記事は統合される前にモッタイナイキッチンで公開された情報となります。