それぞれ修復と解体を指す言葉である「リペア」と「バラシ」をテーマに、欧米で広がる「修理の権利」の動向や、仙台市内の創意工夫ある取り組みの蓄積から考えるトークイベントを実施します。お気軽にご参加ください。


概要
日時:2026年1月9日(金)19:00-20:30
参加費:無料(申込不要・先着30名)
会場:even supported by チョウエイハンズ
(仙台市青葉区国分町3丁目2−3 プレイスハンズビル 4F)
https://maps.app.goo.gl/ybzbsqKJoFzqtfdf6
【地下鉄】地下鉄南北線「勾当台公園駅」公園2出口から徒歩約2分
【車】駐車場はございません。近隣のコインパーキングをご利用ください。
主催:せんだいリブート(仙台市環境局、せんだいメディアテーク)
企画運営:合同会社ターンアラウンド
協力:青土社、裂け目
内容
それぞれ修復と解体を指す言葉である「リペア」と「バラシ」をテーマに、制度にまつわる動向や創意工夫ある実践に取り組む方々の知恵や配慮を広く共有するトークを実施します。
「リペアの権利、バラシの倫理」というタイトルは、第一に私たちが何かを所有する上で、それを「使う」ことのみが、モノと関係を結ぶ方法ではないことを示します。モノを自らの手で「なおす」「バラす」こともまた、私たちの自由な権利であり、所有する責任として引き受けられないでしょうか。
昨今、欧米等で広がりつつある「修理する権利」の動向の解説、仙台市内での修理、解体におけるプロジェクトの事例共有、日常のごみ分別に至るまで、さまざまな課題提起をきっかけに、モノと人が結び得る豊かな関係の糸口を探ります。
登壇者
吉田 健彦(よしだ・たけひこ)東京農工大学非常勤講師
研究者・プログラマ。1973年生まれ。環境哲学・メディア論を中心としてポストヒューマン論やメディアアートに関心を持つ。プログラマとしては組込みシステム開発が専門。著書として『メディオーム――ポストヒューマンのメディア論』(共和国)、またアーロン・パーザナウスキー『修理する権利――使いつづける自由へ』(青土社)の解題を担当。
関本 欣哉(せきもと・きんや)
宮城県仙台市出身。ギャラリー「ターンアラウンド」代表。東京芸術専門学校卒業後、90年代後半から現代美術のアーティストとして作品制作を行う。2010年、地元である仙台・大手町にギャラリー「ターンアラウンド」を設立。学校や展示、シェアスタジオなど、様々な形式でアートを学び、制作し、発表する場づくりに積極的に取り組む。展覧会設営、什器造成のほか、近年は『道具の図書館』『押忍!がんばリペア部』の企画・ディレクションを通じ、修理や解体を通じた市民向けの人づくりにも尽力する。
スケジュール
司会:丹治 圭蔵(せんだいメディアテーク)
19:05 知る -『修理する権利』クイックガイダンス:吉田 健彦
19:25 紐解く – 仙台での実践と「バラシの倫理」:関本 欣哉 聞き手:阿部 結悟(仙台市環境局)
19:50 クロストーク – つくる、リペア、バラす、すてる
チラシデータ
お問合せ
せんだいメディアテーク企画・活動支援室
Tel: 022-713-4483 Mail:artnode@smt.city.sendai.jp /Web: www.smt.jp
本事業は、「みやぎ環境交付金」を活用し実施しています。